歯周病・口臭を悪化させる全身的な原因
1.ストレス、疲労、不眠、栄養不良

- 唾液の分泌が減少する
ストレスがかかると、唾液の量が減少します。唾液には「殺菌作用」、口の中の汚れを洗い流す「自浄作用」などありますが、唾液量が低下するとその作用が働かなくなり歯周病の悪化や口臭を発現させます。
- 免疫力が低下する。
ストレスや過労、不眠によって自律神経のバランスが崩れると、免疫機能が低下します。
- 歯のくいしばり
ストレスが加わっていると、無意識のうちに歯を食いしばり歯に強い負荷がかかります。
唾液分泌の少ない方には口腔内湿潤ジェルや湿潤うがい薬を使います。
- 唾液腺マッサージによる唾液分泌の促進。
- 唾液分泌促進剤の内服。
- 歯のくいしばりにはナイトガードの装着
などで対応します。
2.喫煙

タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させ、口腔内に炎症を引き起こします。習慣的に喫煙をする人は、非喫煙者と比べ約3倍歯周病にかかりやすいというデータがあります。
禁煙、節煙をお勧めします。
3.糖尿病
糖尿病が歯周病に与える影響

糖尿病になると細菌に対する抵抗力や組織の修復力の低下、口腔内の乾燥等が生じ、それらが歯周病を悪化させる
- 糖尿病だと歯周病に2倍以上かかりやすくなる。
- 血糖のコントロールが悪いと歯周病がより重症化しやすい。
歯周病が糖尿病に与える影響

- 歯周病が重症化すると血糖のコントロールが悪くなる。
- 歯周病を治療すると血糖のコントロールが良くなる。
などのデーターがあります。
内科との連携で対応していきます。